2016年1月4日月曜日

50年前、父はこのカメラを買った。

50年前。1960年第はじめ頃、父はこのカメラを買った。当時32、3歳だったはず。
今の感覚で言うと、4、50万くらいの買物かな。そこまでいかないかも。
もしかしたら父は祖父に買ってもらったのかもしれない。横浜で建設会社を経営してた祖父はずいぶん羽振りが良かったらしい。父はおぼっちゃんとして育てられていた。孫は母子家庭で慎ましく育つ!
 
神保町で打ち合わせがあったので、映るかどうか試し撮りしてみた。

レンズはf.12 すごい明るいレンズ。




写る!このカメラ写るぞ!
5ショットに1ショットは真っ黒。


f1.2のレンズはすごい。フィルム式カメラ時代の写りって結局ボディよりレンズとフィルムに依存する部分が大きいと思う。
この良い感じの味わいはレンズのおかげかも。


風合いがとっても好き。
デジタル加工では出せない。
カメラにとって過酷な条件を与えると、フィルムらしさが際立ってくる。
つまり暗いところでフィルムらしさが良く出る。

デジタルカメラだと
「iso1600からきつい。iso3200ではもうダメ」などというレビューを見るけど、フィルムだと800でこのノイズ。(当時はisoではなくASAと言った)
なので1600とか3200とか6400とかまであげてもあの程度のノイズですむってのはデジタルの強みだ。


スペック論ではデジタルにはかなわない面がたくさんあるけど、フィルムの風格が好き。






いい感じだ。
しかし現像してくれるお店は減った。















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