2015年12月22日火曜日

Elmarit-M 21mmF2.8 そしてLeicaT のお話。

ライカのレンズ
50mmと35mmを持っている。
あとはきつめの広角である21mmがあれば何もいらん。


Elmarit-M 21mmF2.8
結構楽しいレンズだ。

打ち合わせと打ち合わせの合間に、よく行く喫茶店で試し撮り。

LeicaM9 Elmarit-M 21mmF2.8

LeicaM9 Elmarit-M 21mmF2.8

LeicaM9 Elmarit-M 21mmF2.8


M9の黒の粘りも相まって、なかなか良い感じ。
ライカのノイズはとっても好きだ。
 


自分としては21mmが広角としての限界だな。15mmを持ってたけど、何もしないでも面白くなるから「むしろ面白く無い」。21mmってイヤミじゃないな。

 

ルックスもいいね。
現行28mmと迷ったけど、LeicaT(APS-C)のときに31mmのいい感じの画角となる21mmにした。35mmを持ってるしね。どうせなら14mmは変わった方が楽しいでしょう。


LeicaTにつけると

 
こんな感じ。
かっこいいよ。

写りは

LeicaT Elmarit-M 21mmF2.8

こんな感じ。
換算31mmほどで、この画角は安心して使える画角。
 
ちなみに
アンダーなところでアンダーに撮るのが好きなのです。

そんなこんなで必要な画角が揃った!
うれしい!

LeicaTに50mmつければ75mmとなるので、
21mm〜75mmまでが揃うことになる。

お出かけセット1:広角&標準セット
M9に21mm
Tに35mm(50mm換算)
 
お出かけセット2:ミディアム広角&中望遠セット
M9に35mm
Tに50mm(75mm換算)

お出かけセット3:一台持ち。
Tに21mm(31mm換算)これが結構使い易い。

みたいな感じ。

2台持ちのときは、どっちかをAPS-Cにすると、
少ないレンズで多くの焦点距離のバリエーションが楽しめる。
 
LeicaT
ちまたで色々言われていて、不満の理由は理解できる。
でも、とっても良いカメラだと思うよ。
iso1600からノイズが出てくるけど、そのノイズすらも愛せる感じ。

LeicaT SUMMICRON-M 35mm

 
Leicaを持つってことは物として愛せるかどうかも重要。
自分としてはとっても好きなカメラだ。

 
ビゾフレックス、、というかビューファインダーも良いよ。
 
縦にして使うことが多い。


こんな姿すら、愛おしい。





2015年12月21日月曜日

LeicaTは美しい。

サブ機としてLeicaTを買った。
写真でみたときはそれほどひかれなかったけど、実物をみて手に取ってみると
「美しい!」と思った。
さすがアウディがデザインに参加しているだけのことはある。
1個の分厚いアルミから削りだしているユニボディはとっても手触りがよく、持っていて嬉しくなる。
ライカの美しいMレンズ群とよく似合う。
特に古いライカレンズをつけると本当にフィットする。

T用のレンズは買わないかも。寄れないのが難点だけどね。
 
評判が悪かった起動時間やタッチパネルのレスポンスは、ファームウェアのアップデートにより見事に改善されていた。
 
どこかの記事で、日本の機能特盛りのカメラと比べて「これを買う必要は無い」と書かれてたけど、ジャーマンライカってそういうもんじゃないから。
求める部分がぜんぜん違う。
 
これからはM9に35mmつけて、Tに50mm(換算75mmとなる)につけて出かけよう。

 


2015年12月1日火曜日

神保町ミロンガとLeica M9 高感度では、よりフィルムライクだと感じる。

神保町 ミロンガで編集者と打ち合わせ。
もちろんお供のLeicaを連れて。

LeicaM9 + Summicron-m f2/50mm 1st

気のせいじゃなく、ライカはライカの写りになると思う。
「気分のせい」だったとしても、気分は大事なのだ。
カメラの持ち心地、ピントの合わせ心地、シャッター音、全てが気分に合わさって撮った結果になるんじゃないかなと思う。

 
LeicaM9 SUMMICRON-M f2/50mm1st
やっぱりフィルムライクに写る「気がする」
 
これはM9にとっては荷が重いと言われるISO2500での撮影。
M9の高感度撮影での粒状感は、高感度フィルムで出る粒状感に似てる印象を持った。
 
昔、フィルム式カメラ(トイカメラ)でISO1600の高感度フィルムで撮影した感じによく似てる。
それがとても嬉しい。
 

ちなみにそれが下の写真。

トイカメラ + ISO1600のフィルム
  


といいつつ、このフィルムの風合いはやっぱり良いねえ。

そして最後にもう1枚LeicaM9


LeicaM9 SUMMICRON-M f2/50mm1st










2015年11月30日月曜日

初代デジタルPEN E-P1は良いよ

デジタルのPENとしては初代のE-P1

なかなか良いよ。
もう8年ほどになるけど、
いまだに使いたくなる。
この付属だったパンケーキレンズも写りがとっても良い。

OLYMPUS E-P1 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

2015年11月29日日曜日

ライカのデジタル版 SDカードの出し入れすらもフィルムライク

LEICA M9

フィルム時代のライカMシリーズそのままのデザインでデジタルになったカメラです。
こう言うとOLYMPUSのPENとかOM-Dのような流れに聞こえるけど、OLYMPUSの場合は復刻版。
しかしライカの場合は、自然な流れでそのままデジタル版に移行したので、意味合いが違う。
(※LeicaM7までがフィルム式でM8からデジタル。M8はAPS-CでM9からフルサイズ)


このライカのデジタル化の姿勢はとっても潔い。
すくなくともこのM9までは「ただデジタルになっただけ」とっても良いくらいデジタル操作的に便利な機能はついてない。せいぜいISO感度が設定できるくらい。
2009年の発売当時の他のデジタル一眼やデジタルミラーレスと比べても全然機能が少ない。液晶画面を見ながら撮るなんてできない。



そのおかげか、このM9で撮影してると決して「デジタル機器を操作している」という感覚はなく「写真機を操作している」という感覚になるのだ。
フィルム時代のカメラのように1枚1枚大事に撮ろうと思うから、シャッターをきる回数がずいぶん少なくなった。

面白いのはSDカードとバッテリーを入れてる部分にたどり着く方法が、フィルム時代そのもの。


フィルム時代のライカもこうやって下蓋をあけてフィルムを入れてたのだ。
それと同じようにデジタルライカも金属の下蓋をあけてフィルム…ではなくSDカードを入れる。
ちょっとめんどくさいと思ったけど、「ライカを操作してる」という気分になれる。

Leica社としてこだわったのかなにも考えなかったのかは不明

いまもちろん、Mシリーズも進化をしていて若干機能が追加されてるかもしれない。(と言っても他のメーカーのように頻繁なモデルチェンジはしない。しかもモデルチェンジしても外装だけ変えるだけとか!)でも、もしもどんなにお金があったとしても、もともと2009年のM9にこだわりたかった。
最新のデジタルライカではセンサーがいま主流のCMOSになってるけど、このM9はCCDなのだ。なおかつ、すでにいま流行りのローパスフィルター無し!
2009年当時も2015年末の今もCCDでローパスフィルターレスのデジタルカメラなんて少ないのでは?
しかも個人的にここが肝心。このセンサーはコダック製なのです。
フィルムメーカーであるコダックが作ったこのセンサーはいまでもファンがいるほど発色に定評がある。
でも性能はどうあれ、フィルムメーカーが作ったセンサーだということにロマンを感じる。そういうのが好きだ。


レンズはLeica Summicron-m f2/50mm 第一世代。もう5、60年前のもの。

Leica Summicron-m f2/50mm 1st
この頃のライカは特にふんだんにお金がかけられていて「モノ」としての作りが素晴らしい。とっても美しいです。半世紀以上たってるのに、状態がとっても良い。歴代手にした人が大事に扱っていた証拠だ。

最後に作例。

LeicaM9 + Leica Summicron-m f2/50mm
LeicaM9 + Leica Summicron-m f2/50mm

LeicaM9 + Leica Summicron-m f2/50mm

LeicaM9 + Leica Summicron-m f2/50mm


LeicaM9 + Leica Summicron-m f2/50mm








2015年11月25日水曜日

PEN日和01

買い物ついでに少し撮ってきた。

E-P1とフィルム時代のPENのレンズで。

実はE-PL7も持っているんだけど、オールドレンズにはE-P1が似合う!
完全に趣味の問題。

E-P5は前面部にダイヤルがついてしまってとても残念。
PENではなくなっていく。
 
E-P1の無骨なレリーズ音も好きなんです。
もうしばらくOLYMPUS機はE-P1のみでいいな。



OLYMPUS PEN E-P1 Olympus F.Zuiko Auto-S 1.8/38




OLYMPUS PEN E-P1 Olympus F.Zuiko Auto-S 1.8/38






2015年11月22日日曜日

X-T1にソ連製レンズ ジュピター50mmf2を

最近、X-T1に夢中。
FUJIFILMのカメラはX100もとっても好きだった。
 
その後発売されたX-Pro1はデザイン的にしっくりこなかったので見送った。
X-T1やX-T10はいいね!
 
ほんとはX-T10を買いにいったんだけど、X-T1のグラファイトシルバーにひかれてしまった。素敵です!
 
FUJIFILMのレンズって面白そうなのが揃ってるんだけど、個人的にレンズボディのデザインがちょっと好みじゃない。OLYMPUSのレンズはけっこう綺麗で好み(写りではなく外観的なデザインが)。
 
ということで
写りもデザインも気に入っているコシナのレンズをつけてみた。



いいでしょう。
voigtlaender nokton classic 35mm f1.4です。

普段はα7M2で使ってるもの。X-T1だと50mmのレンズになる。
いやあ真鍮製のレンズはいいね。X-T1に本当に似合う。

カメラケースはGARIZの本革ケース。
これがなかなか良くて、ケースをつけたままでUSBポート、SDカードスロット、バッテリー、全てにアクセスできる。
底の部分が「鉄」っていう感じで重厚感・高級感がある。


カメラ自身のポートレートを撮ってみた。


やっぱり、X-T1には本革と真鍮!
写りにはまったく関係ない。


ということで撮りに行くことに。

レンズはソ連製のジュピターというレンズ。これもなかなか見栄えがいいです。








非常に面白い写り。

昨日投稿したPenF用のレンズとはまた違った味わい。






2015年11月21日土曜日

デジタルになったPENにフィルム時代のPENのレンズをつけてみた


これがやりたかった!

嬉しすぎて朝早く起きて、自然光で撮ってみた。
 
もしかしたら
もはや知らない人もいるかもしれないけど、OLYMPUSから発売されているPENというシリーズのデジタルミラーレスカメラは、もともとはフィルム時代のカメラの復刻版なのです。
このブログ書いてる福井だって生まれる前のカメラ。もはや「写真機」だな。

このデジタルになったPENに50年前のフィルム時代のPENのレンズをつけてみた。
当時を知らない自分としても、なにやら感慨深い。
レンズキャップのあのFのロゴが嬉しすぎる。
 
ちょっと試し撮りに散歩してきたよ。
 


しっかり撮れる。どこか趣がある感じ。ふわっとやわらいだ表現になってるかな。


 



光源にもろにレンズをむけるとフレアが思いっきり出る。それもまたいい感じ。
ちゃんと、「PEN」って読める構図を狙ってみたけど、あまり意味はない。


 















有楽町・日比谷あたり。



撮っててほんとに楽しいし、嬉しい。小ぶりなのにどっしりした重みはとても心地よく手に包まれてくれる。安定感のあるピントリングをすーっと回してピントを合わせてシャッターを切る。快感だな。



最初にはったレンズを付けた写真は、日陰で撮ったもの。嫌味なく柔らかく形が出せるのでそうしたんだけど、本来の好みは下のような、がっちり太陽光を当ててしまう撮り方。この方が武骨な現実感があって好き。