2016年7月12日火曜日

修理が上がってきたミノルタの二眼レフカメラ。ミノルタフレックス

シャッタがきれなくなっていた
父から譲り受けた二眼レフカメラ。
ミノルタフレックス

修理から上がってきた。
さっそく土日にテスト撮影してきた。

現像&スキャンをお願いしたら、スキャン時についたゴミだらけだった。残念。

ちゃんと写ってる!
いろんなシャッタースピードで試してみたけど
どれも問題ない。
素晴らしい。

ふわっとした感じがいいな。


シャッタースピード500分の1


シャッタースピード50分の1
いずれも開放f3.5



しばらく散歩にはこれもって出かけたいと思ったけど
カバンを結構占領する!


これは8年前に撮ったもの

中判、、というか二眼レフカメラは面白い。

居合斬りのようには撮りにくい。ゆっくりじっくり撮る感じ。




2016年7月6日水曜日

機械式カメラを使っていく上で、もっとも大切なもの。修理をしてくだる技術者の方たち。

前のブログでふれた父から譲り受けたカメラのその後
光が漏れてても修理せずに使おうを思ったけれど、思い直した。

壊れたまま使い続けていたらいつか本当に致命的に壊れてしまう気がした。
人形町にあるカメラのロッコーさんに行ってきましたよ。

店に入ってすぐの机に店主のHさんがいらっしゃった。
かなりの職人オーラを出している。

「修理の相談をしたいんですけど」と話しかけると、慣れた様子の受け答えで一気に安心してしまった。
こちらの説明を聞いた上で、外観を一瞥してさっと手に取りポイントを手早くチェック。そして「ああ、直りますよ」のセリフ。ここでもう信頼度マックス。
職人的なぶっきらぼうさはあるものの、本質的に丁寧で明快。これがプロだなと思う。発言すべてに安心を伴う力強い断定性がある。

実は何週間か前に新宿付近の某所にある、某「修理もできる中古カメラ屋」にも相談に行った。その時はもう相手にされずすごすご帰った。
そんなこともあったので、ロッコーさんの対応には感動すら覚えたのだ。

カメラのロッコーの店主 Hさん。修理風景を撮らせていただいた。
修理の方針、内容の説明も明快でわかりやすい。きちんと症状を説明してくれて、何をどう直すかを教えてくれるのだ。
これは「名医の特徴」だ。

安心して機械式(電池がなくても動く)のフィルムカメラを使うには、こういった名医を知っていることはとても大事なことだと思う。
ロッコーさんは聞けば親切になんでも教えてくださる。
ブローニーのフィルムの入れ方も親身になって教えてくれた。
 
お話してくださった中で、いわゆるクラシックカメラについてとても印象的なものがある。
「状態の良いもの、直せば状態が良くなるものは、おかしなことはせずに次の世代に残さないといけない」
言葉そのままではないがこのようなことお話ししてくださった。

机の上や、まわりは様々な道具であふれている。どんな修理にも対応できそうだ。
こういう方のおかげで、
福井はのんきにフィルムカメラで撮影を楽しむことができるのだ。
本当に感謝。


ところで
保存場所&作例公開の場所としてFlickrを使っているけど、ついにフィルムカメラで撮ったやつの方はデジタルの数を上回ったかも。もっとさかのぼればデジタルの方が多いけど、Flickrを再開してからではもはやフィルムの数がうわまった。

https://www.flickr.com/photos/137111067@N02/

やっぱり使いやすいなー。


2016年6月19日日曜日

街スナップ  LeicaIIIf+沈胴式Summicron50mm/f2




































スナップはふいにコミュニケーションがはじまるのが楽しい。




















なんだかんだ言いつつ、
某デジタル機と、レンズを手放して
LeicaIIIfを買った。
レンズは「エルマーにしろ」と店員さんに言われたけど、
ズミクロンにした。


今回アップした写真はLeicaIIIf+沈胴式Summicron50mm/f2





この沈胴式ズミクロンのいい状態のものが全然見つからなかった。
ある大手中古カメラ屋さんでけっこういい状態のものを10万で見つけたんだけど、距離表記がフィートだった。フィートだと目測で撮るときに不便。どうしてもm表記のズミクロンが欲しかったんだけど、これが本当にない。
「メートル表記であること」「状態が良いこと」となると全然ない。
あきらめかけたところ、銀座の三共カメラさんでとっても良い状態のズミクロンを見つけた。ちゃんとメートル表記。
店主さんっぽい人もとっても親切で嬉しくなってしまった。
このお店、木村伊兵衛が週に四日もふらっとあらわれていたとのこと。
革ケースもいいのをみつくろってくれて嬉しかった。



2016年6月9日木曜日

1954年製のカメラを使ってみる!Canoniiのどれか

父が10代後半でつかっていたカメラを譲り受けた。
おそらくこれはCanonIIのどれか
1954年あたりの製造かな?
当時のCanonのカメラは判別が難しい。
最初はCanonⅣsbかと思ったけど、シャッター速度が500分の1しかないので、おそらくCanonIIあたりかなと推測。

ここまで古いカメラが、前オーナー(しかも全オーナー)がわかってる状態で手に入るのは嬉しい。

ころのレンジファインダーのカメラはフィルムを入れるのが大変。
なれればなんてこないけど、最初はスムーズにいかなかった。
ちょっと動画にしてみました。
手つきが怪しいのはお許しを。若干まちがった入れ方をしていたらそれもお許しを。
機種名が間違ってるのもお許しを。




さて作例です。
譲り受けたときは、間違いなく壊れてたと思ってたので長いことしまったままだった。
しかしまあ、なんとか写ったよ!
シャッター(もしくはシャッター幕)が怪しくて、左から光が入ってしまってるけど、これはこれで面白い。
修理にだそうかだすまいか悩み中。
いろいろ部品を入れ替えるより当時のままの姿・中身のままにしておきたい気もする。
でも道具として完全に復活させてあげたい気もする。


ファインダーは小さいけど、二重像がくっきり見えてピントが合わせやすい。機械的にファインダーの倍率をあげられるんだけど、こんな昔によくぞその機構をつけたもんだ。




光がバシバシ入ってきてしまうが、このレンズの味わいは好きだ。





しばらくこのままの状態で使ってみようかなと思う。

しかし65年以上、メンテナンス無し、修理無しでここまで動くのは本当にすごい。
このころのカメラは本当にタフだ。





2016年6月3日金曜日

CONTAX T3やらMINOLTA TC-1やら

CONTAX T3
渋谷の東急東横店でやっていた中古カメラのイベントで手に入れた。


この写真自体はMINOLTA TC-1で撮った
この写真からわかるとおり、このCONTAX T3もかなり小さい。
TC-1ほどの愛嬌はないのが惜しい。コンデジみたいだね。
でも内容的はとっても良い。35mmという画角も好きな画角だし、接写ができるのも嬉しい。これもいつも持ち歩こう。


これはCONTAX T3で撮ったMINOLTA TC-1

どうだろう?TC-1と比べるとやや標準レンズよりの画角なので、これはこれでいいね。

CONTAX T3

良い感じ。

CONTAX T3

CONTAX T3
暗い部分もつぶれきらないのがステキだ。

CONTAX T3
当たり前だけど35mmフィルムってことで、つまりフルサイズ。開放2.8はよくボケる。

CONTAX T3
ボケの味わいもいいなあ。

CONTAX T3

ところで最近はほんとにフィルムで撮るのが個人的な流行。


これはデジタルミラーレスカメラ。
某デジタルミラーレスカメラ
さすがデジタルはしっかりくっきり写る。これはこれで良いと思う。

前回の投稿と同じ写真。MINOLTA TC-1


でもフィルムの映りも悪くないでしょう? 

MINOLTA TC-1

デジタルはデジタルの良さがあるだろうし
フィルムはフィルムの良さがあるね。

フィルムは撮る前段階の儀式的なところも好き。
フィルムケースからだして、カメラにいれて、ベロをかませる動作が好きだ。





2016年5月28日土曜日

MINOLTA TC-1の試し撮り

MINOLTA TC-1

手にしてみると想像より小さい。驚く。この小さい体の中に精密な機器類が密集してると思うとゾクゾクする。
ちょこっと紹介動画にもしてみました。



まずは試し撮りしてきた。
フィルムはISO800
絞りは全て開放。

手のひらにちょこんと乗るほどの大きさなのに本当によく撮れる。
愛嬌のある外観とは裏腹なしっかりした一眼並の写りが嬉しい。
いやあ。ほんとに嬉しい。
 



ウィスキーとエスプレッソとを交互に飲むが好き

ラフ描きに行ったり、打ち合わせに使ったりといりびたっているミロンガ

文京区の某喫茶店。いわゆる街の純喫茶。昭和のままの風情。居心地が良い。

暗部までしっかり形がたもたれてて凄いと思った。




2016年5月14日土曜日

BESSA R4A新品で見つけた!

LeicaMマウントレンズがつけられる
国産フィルム式カメラ

BESSA R4A


中古でもぜんぜん見つからかなかったんだけど、小さなカメラ屋さんで新品が売ってた!
嬉しい。
個人的にM6より使いやすいと感じてる。


一眼レフ的なドカン!としたたたずまいではなく、「どうも・・・」的に遠慮がちながらも存在感がある風貌。
どんなに小さい一眼レフでもあのペンタ部があるのがどうにもでかく感じる。
その点レンジファインダー式はいいね。

想像以上にちゃんとつかえる。
びっくりするほど露出が正確。
正確すぎてアクシデントが無さすぎるのが気になるほどちゃんとしてる。











2016年2月21日日曜日

iPadProで3D制作再び。Sculpt+

iPadProとApplePencilで3DCGを作ってみた。
Sculpt+というアプリ。

これは粘土をこねるような作業で物体が作れるアプリ。
最近は機能追加(別アプリと統合)で骨組みから作れるようになった。
たまにちょいちょいいじってたけれど、最近は触っていなかった。
ApplePencilとの相性が良いはずなので試してみた。
 

まずは骨組みから。
肉つきの棒をニョキニョキと引っ張り出していき形を作っていく。
「 棒」「関節部分」ごとに拡大縮小をして好みのプロポーションにしていく。
これがなかなか楽しい!

 
デスクトップ用「ZBrush」というソフトにも似たような機能(zsphere)があるけれど、あれより扱いやすいと感じた(あくまでも簡単なキャラクターを作る上では)。
さすがに細かい部分までは行き届かないようで、指先までは作れなかった。


おおまなかプロポーションができたら、いよいよ粘土作業。
ヘラ的なツールを使って細かい造形を施していく。粘土作業を思い出してもらえれば、あれに近い感覚だ。
コテコテ、グイグイ、ペタペタ、ザクザク。楽しい。

うーむ。簡単な作業であればやっぱりZBrushより良い感じ。手にiPadを持つっていう状態が、作業の距離感を小さくしてくれる。機能が限定されていて造形に集中できるのも良い。
 

ぐりぐりとさらに作り込んでいく。iPadProの大きさは正義だ。しかも処理が早いので、本当に快適。
思ったよりも細かい部分を作り込める。
 

形ができたら色塗りをする。ほほを赤くそめるのが好きだ。

【ちょっと専門話】FBXかOBJでエクスポートができるんだけど、この塗りがそのままUVマップとして書き出される。解像度はポリゴン数に依存かな。解像度は設定できないものの、この辺もZBrushよりお手軽。ちなみに完成したポリゴン数は26万ほどだった。
 
なんとポーズもつけられるんです。さらにウェイトマップ調整があったのには驚いた!


関節を曲げる時、周囲の肉体にどれくらい影響させるかを調整できるのだ。


腰もクイクイッと。かわいいね。
こういうお手軽ポージング機能はとても嬉しい。
もうちょっと細かく調整できると嬉しいけど、それは贅沢ってもんだ。


途中でチラッとふれたけど、このiPad用のアプリで作ったものはパソコン用の本格的なソフト に読み込むことができる。

とにかく扱いやすいし、気軽に使う気にもなれるので、パソコンでがっつりやる予定のものでも、このアプリでの作業をワークフローに取り入れることができると感じた。
正式名称 123D Sculpt+ おすすめです!



iPadProありきなのはいなめない。