iPadProとApplePencilで3DCGを作ってみた。
Sculpt+というアプリ。
これは粘土をこねるような作業で物体が作れるアプリ。
最近は機能追加(別アプリと統合)で骨組みから作れるようになった。
たまにちょいちょいいじってたけれど、最近は触っていなかった。
ApplePencilとの相性が良いはずなので試してみた。
まずは骨組みから。
肉つきの棒をニョキニョキと引っ張り出していき形を作っていく。
「 棒」「関節部分」ごとに拡大縮小をして好みのプロポーションにしていく。
これがなかなか楽しい!
デスクトップ用「ZBrush」というソフトにも似たような機能(zsphere)があるけれど、あれより扱いやすいと感じた(あくまでも簡単なキャラクターを作る上では)。
さすがに細かい部分までは行き届かないようで、指先までは作れなかった。
おおまなかプロポーションができたら、いよいよ粘土作業。
ヘラ的なツールを使って細かい造形を施していく。粘土作業を思い出してもらえれば、あれに近い感覚だ。
コテコテ、グイグイ、ペタペタ、ザクザク。楽しい。
うーむ。簡単な作業であればやっぱりZBrushより良い感じ。手にiPadを持つっていう状態が、作業の距離感を小さくしてくれる。機能が限定されていて造形に集中できるのも良い。
ぐりぐりとさらに作り込んでいく。iPadProの大きさは正義だ。しかも処理が早いので、本当に快適。
思ったよりも細かい部分を作り込める。
形ができたら色塗りをする。ほほを赤くそめるのが好きだ。
【ちょっと専門話】FBXかOBJでエクスポートができるんだけど、この塗りがそのままUVマップとして書き出される。解像度はポリゴン数に依存かな。解像度は設定できないものの、この辺もZBrushよりお手軽。ちなみに完成したポリゴン数は26万ほどだった。
なんとポーズもつけられるんです。さらにウェイトマップ調整があったのには驚いた!
関節を曲げる時、周囲の肉体にどれくらい影響させるかを調整できるのだ。
腰もクイクイッと。かわいいね。
こういうお手軽ポージング機能はとても嬉しい。
もうちょっと細かく調整できると嬉しいけど、それは贅沢ってもんだ。
途中でチラッとふれたけど、このiPad用のアプリで作ったものはパソコン用の本格的なソフト に読み込むことができる。
とにかく扱いやすいし、気軽に使う気にもなれるので、パソコンでがっつりやる予定のものでも、このアプリでの作業をワークフローに取り入れることができると感じた。
iPadProありきなのはいなめない。